今の仕事

私は今、トラックドライバーをしている。



トラックの中でも1番大きいトレーラーに乗っている。



男ばっかりの会社で働いている。



女の嫉妬も面倒くさいが、男の嫉妬も面倒くさい。



やっぱり、体力仕事は身体能力的にどうしても不利になる。



今働いている会社はそこにはあまり配慮は無い。



だけど、それでも同じ土俵で男に嫉妬してもらえるのは逆に嬉しいことだと思おう。



ラスト20代。



お父さん世代のおじさんたちに張り合えるこの仕事はとても面白い。




 1年半ぶりにこのブログを開いた。

 

以前に書いている日常にはコロナなんて文字は一つもない。

 

自粛、不要不急、緊急事態。

 

なんてエモくない字面。

 

新しい生活様式

 

私はこの間に転職をして引越しもした。

 

昔を懐かしむばかりの人はあまり好きではなかったけど、

 

この置いていかれた感の強い日常では昔が懐かしくて心地よくて。

 

 

過去の自分が感じていた日常の感覚はもう戻らない。

 

 

 

 

今宵も呑んだくれ

ここ最近ほぼ毎日呑んでいる。

 

 

寂しいから呑む。

 

 

人が恋しいから呑む。

 

 

一人になりたい時も呑む。

 

 

結局毎日呑む。

 

 

今回繰り出したのは隣の駅の個人経営の居酒屋。

 

 

涼しくなったからちょっと歩いて、家から15分。

 

 

扉を開けると小さな女の子。

 

 

この辺の居酒屋は家族経営が多いのかよく子供に遭遇する。

 

 

こういうところの子は人に慣れているのか全く人見知りをしない。

 

 

20年前の自分に見習わせたいぐらいに人懐こい子が多い。

 

 

とりあえず、箸袋が折り紙だったので鶴を折ってあげたらすごく喜んでくれた。

 

 

そして、ここのマスターは最初からよく喋る。

 

 

娘もよく喋る。

 

 

客は私だけ。

 

 

一人で来ているのに友達と喋り倒した気分になる。

こういうのがアットホームなお店と言うのかな、というような店だった。

 

 

 

缶酎ハイを飲みながら帰る秋の肌寒い夜道。

 

 

23時を過ぎると街は途端に静かになる。

 

 

明日の事なんてどうでもよくて、よくないから明日も呑む。

 

 

生き方はいろいろある。

 

私が着飾る理由

私が着飾る理由。

 

 

それはセックスする為。

 

 

そうでもなければ、煩わしい化粧なんてしたくないし、

機能性のないヒラヒラの服、足に優しくない高いヒールなんて以ての外。

 

 

基本は負けず嫌いだから男には負けたくない。

 

 

マニュアル車だって乗りこなせるし、お酒だって負けないぐらい強い。

 

 

それでも、生物学的には女という性が与えられている。

 

 

でも、女に生まれた事を後悔した事はない。

 

 

選択肢が多すぎて、叶えたい事が多すぎて、だからこそ生きにくい。

 

 

人生3周ぐらいできたらちょうど良いぐらい。

 

 

そんな濃い毎日を送っている。

印象と違うって言われる

女っぽいことがずっと嫌いだった。

 

 

ピンク色の小物、可愛らしい洋服、少女漫画に、丸っこい文字。

 

 

女であることを受け入れられない時もあった。

 

 

だけど、今は月額のエステ、脱毛に通って、マツエクをして、可愛く見える化粧を研究する。

 

 

仕事終わりにジムに通って、インスタグラムにスイーツをアップする。

 

 

違和感なく女を楽しんでいる。

 

 

毎朝、髪の毛を巻いて髪飾りをつける。

 

 

10センチのヒールも履くし、膝上のスカートでだって出歩ける。

 

 

それでも、ダボっとしたデニムにTシャツで一人で飲みに出かける事もあるし、フラッとライブハウスに足を運ぶこともある。

 

 

車に乗ればどこへでも行けるし、車中泊なんてザラにする。

 

 

別に世間のイメージに縛られることなんてないということに気付いたら人生が楽しくなった。 

 

 

女が嫌いだけど、水商売もした。

 

 

自由に生きるのはとても楽しい。

 

 

きっとこれでも世界の数%にも満たないだろう。

 

 

限られた数%の中で最大限に楽しく生きたい。

 

 

そう思いながら午前3時半にウイスキーを飲む。

 

 

明日も仕事だ。

 

 

明日もきっと楽しい一日だ。

アパート

アパートって響きはエモい。



雑に干されたブラジャー。



ボロボロの原付。



ずっと置き去りの粗大ゴミ。



蛍光灯に集まる虫。



触れば手が白くなる手すり。



映画のワンシーンのような、小説の1ページのような。



その中の現実を生きている。



カーテンのない窓からはテレビを見ている人影。



iPhoneⅪが発表されても、こんな日常は当たり前にある。



気だるい日常は止まったように進んでいる。


ワンナイトとは

私は結構性に寛容な方だと思う。

 

 

お互いにパートナーがいようとも死ぬまで隠し通せて、

面倒臭いことにならないのなら全然良いと思っている。

 

 

まあ、面倒なことにならないようにするのが難しいのかもしれないけれど。

 

 

 

ちょっとゲスい話だけど、

お酒を飲みに行くとそういう雰囲気になることも多い。

 

良くも悪くも私は母譲りのお酒に強い体質の為、

先に男性の方が酔っている事が良くある。

 

だから、ほろ酔いの感じでこのまま流されても良いかな?

と思いながらも、どこか男性の言動を冷静に見てしまう時がある。

 

今、ここで最後の一押しがあれば迷わずついて行くのにとか、

探り過ぎて会話が支離滅裂で面白くないとか。

 

 

偉そうなことが言える立場では無いけれど、

もっと、自分を演じることを楽しめば良いのにと思う。

 

 

私はまあまあのクズだけど、

クズなりのポリシーは持って生きている。

 

 

そんなことを考えた台風の夜。

不規則に吹き付ける雨音を聴きながら今日も酒を飲む。