同棲解消記念日

はじめまして。

 

彼氏が地下アイドルにハマって家を出て行った記念にブログを始めようと思います。

 

 

 

同棲2年目、今年中に結婚しようなんて話をしていたのはつい1ヶ月前。

 

 

人って短期間にこんなに変わるものかと驚いたのと同時に、出会った当時、毎日結婚したいと言い、連絡が疎かになると嫉妬に狂っていた彼氏を思い出した。

 

 

当時の彼氏は別居中だが既婚者。

 

 

離婚して一緒に住もうという彼氏の言葉を嬉しく思いつつも、本気にとって良いものかと一歩引いて見ている自分もいた。

 

 

しかし、離婚は成立し、居住地も新たに同棲生活はスタートした。

 

 

その頃には嫉妬狂いの彼氏も落ち着きはじめ、不規則な私の仕事に不満はありつつも、休みの日には2人で出かけ普通の同棲カップルの日常を送っていた。

 

 

フットワークの軽い私は新しい職場、新しい土地でもすぐに馴染み、飲み友達や信頼できる上司ににも恵まれた。

 

 

今思えば彼氏は私のこういう性格に置いてけぼり感を感じていたのかもしれない。

 

 

頑固でストレスを溜め込むタイプの彼氏。

別居中は元嫁とうまく行ってないストレスを発散するかのように私に入れ込んでいたんだと今なら思う。

 

 

職場でうまく人間関係を築けず、家では私を貶すようになった。

 

 

笑って言い返していたが、きっともう恋愛の対象ではなくなっていたのかもしれない。

 

 

そんな時に出会ったのが地下アイド。

最初は曲を聞いていると元気になると言うぐらいの感じだった。

 

 

気づけばネット配信は片っ端からチェックし、西へ東へイベントに出かけ、握手会、チェキ会、完全にハマっていった。

 

 

熱しやすく冷めやすいとはちょっと違うが彼氏の根本の性格を感じた矢先だった。

 

 

置き手紙を残して家を出ていった。

 

 

お金が工面できないから別れようというような内容の手紙だったが、

 

 

アイドルにお金を使いたい、自由に会いに行きた。

 

 

と言うようなことが滲み出ていた。

 

 

 

ああ、きっと次に入れ込む対象が出来たんだ。

一応引き止めてはみたけど、どこか諦めがついていた。

 

 

私はこの捻くれているのか純粋なのかわからない、私をいつも困らせる彼氏の性格が好きだった。

よく拗ねるし、落ち込むし、でもよく笑う。

 

 

まあ、こんな感傷的になっているのは私だけだろう。

 

 

きっと彼はもう次はいつアイドルに会えるかしか考えてないだろう。

 

 

 

 

 

付き合った当初毎日一緒にいたいと私に言っていたあの時と同じキラキラした目で。